高温多湿な気候にみまわれることのおおい日本では、湿度の高い環境下でも快適に生活することの出来る木造住宅がメインで住宅建築が進められてきました。建築資材や建築工法には新たな手法も登場していますが、木造住宅が依然主流であることにかわりはありません。ヨーロッパなどの場合は気候が比較的温暖でありながら湿度の低い気候では、石造りなど堅牢な建物が主流で、なかには数百年以上の長きにわたり生活の本拠に利用されていることが珍しくないようです。また地震に遭遇する機会も稀有なことから、日本に比較するとリフォームや修繕を怠らないことで線竿伝来の建物を現在に伝えるなどの事例も間々あります。これに対して日本の場合は、高湿度の気候に対応した木造住宅では耐用年数が数十年程度であることが一般的です。耐用年数に限りがあることや、水回りや外壁などの素材や機器について最新のアイテムを実装できることから住宅市場においては新築住宅の需要が圧倒的ボリュームを占めてきたのです。

ところが最近ではあえて中古住宅を、マイホームの選択肢に選ぶ方が増化する傾向にあります。築年数の経過した中古住宅を選択肢にするにはメリットとデメリットの両面があることを意識する必要性が高いと言えます。まず中古住宅をマイホームに選ぶメリットには、新築住宅よりも価格面で低いことを指摘することが出来ます。建物の価格を決定づける要因は複合的な要素が関係するので単純に結論付けることはできません。とはいって一般的に新築物件に比較すると2割から5割ほどは価格が安いとされています。

いくら新築住宅と雖も、20年ほどで減価償却が終了されるといわれていることからも価格面で魅力が高いのは確かなようです。また新築物件では立地条件が良好では、売り出し価格が高額で購入に踏み切れないことが珍しくありません。これに引き換え中古住宅では立地条件や敷地面積の広さに照らすと割安な価格で市場に売り出されているのが一般的です。駅近や周辺の商業施設や教育機関などが充実している割には割安物件が多いことも、近年の人気の高まりを支える要因になっています。他方で中古住宅にはデメリットがあるのも忘れてはならないでしょう。メンテナンス費用が嵩んだり集落に位置する場合の煩わしい隣人関係も懸念されます。特に古くから住宅地域が形成されてきた集落では独自のローカルルールなどが不文律で形づくられていることもあり、排外的な雰囲気に悩まされることもあるようです。

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